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【症例報告】高校生陸上部・400m選手|シンスプリントによる脛の痛みが3回の施術で軽減した症例|上尾市、蓮田市のひかり整骨院
【症例報告】高校生陸上部・400m選手|シンスプリントによる脛の痛みが3回の施術で軽減した症例
「走ると脛が痛い」「練習を続けていいのかわからない」陸上選手へ
陸上競技、特に中長距離や短距離種目では、走る動作の繰り返しによって脛の内側に痛みが出ることがあります。
今回は、陸上部で400mを専門とする高校生が、脛の内側に痛みを訴えて来院された症例をご紹介します。
※本記事は一症例の経過を紹介するものであり、同様の症状に対して同じ経過を保証するものではありません。
患者様情報
- 年代:高校生
- 性別:男性・女性
- 競技:陸上競技
- 専門種目:400m
- 症状:右(左)脛骨内側部の痛み
- 来院時NRS:7〜8
※NRS(Numerical Rating Scale)は、痛みを0〜10の11段階で評価する方法です。0を「痛みなし」、10を「これ以上ないほどの痛み」として評価します。
来院時の状態
初回評価では、脛骨内側に軽度の腫脹と圧痛が確認されました。
さらに、競技動作や下腿部への負荷を確認するため、以下の検査を行いました。
検査結果
- 脛骨内側:軽度腫脹あり
- 脛骨内側:圧痛あり
- カーフレイズ:Pain+
- ホッピング:Pain+
- 足関節背屈可動域:他動0°
- NRS:7〜8
特に、カーフレイズやホッピングといった下腿部への負荷がかかる動作で痛みが誘発されました。
また、足関節背屈の可動域が十分に確保されていないことも確認されました。
400m走では、スピードを維持しながら繰り返し地面からの衝撃を受けるため、下腿部への負担が大きくなります。
そのため、患部だけでなく、足関節の可動性や下腿部の筋肉の状態にも着目して評価・施術を行うことにしました。
初回の施術
初回は、痛みの強さを考慮しながら患部への負担を抑えた施術を行いました。
実施した内容
- 患部へのTENS
- MCR
- アイシング
- 腓骨モビライゼーション
- 腓腹筋とヒラメ筋の筋間部リリース
- 足関節背屈ストレッチ
患部への物理療法に加えて、下腿部の筋肉や足関節の動きにもアプローチしました。
施術後には、NRS 7〜8 → 5まで痛みが軽減しました。
また、自宅でも継続して取り組めるよう、
- 腓骨モビライゼーション
- 腓腹筋とヒラメ筋の筋間部リリース
- 足関節背屈ストレッチ
をセルフケアとして指導しました。
2回目|1週間後
1週間後に再評価を行ったところ、NRSは4まで軽減していました。
初回と同様に患部の状態を確認しながら、施術内容を追加・調整しました。
実施した内容
- 患部へのTENS
- MCR
- 超音波
- 1.0W/cm²
- Duty 30%
- 5分
- 腓骨モビライゼーション
- 腓腹筋とヒラメ筋の筋間部リリース
- ハムストリングスと腓腹筋の筋間部リリース
- 足関節背屈ストレッチ
- ハムストリングスPNFストレッチ
- 膝伸展位での股関節伸展トレーニング
この段階では、患部へのアプローチだけではなく、下肢全体の柔軟性や身体の使い方にも着目しました。
施術後、NRSは4 → 2まで軽減しました。
セルフケアについても継続し、
- 腓骨モビライゼーション
- 腓腹筋とヒラメ筋の筋間部リリース
- 足関節背屈ストレッチ
- 膝伸展位での股関節伸展トレーニング
を自宅で継続してもらいました。
3回目|2回目から1週間後
3回目の来院時には、NRS 0となりました。
初回にNRS 7〜8だった脛の痛みが、3回目の評価時には「痛みなし」となるまで軽減しました。
症状の変化を確認しながら、競技復帰に向けて今後の練習量や身体の状態についても確認していきます。
※NRSの変化には個人差があります。
今回の症例で確認したポイント
今回の症例では、脛骨内側の圧痛や腫脹だけではなく、
①足関節背屈可動域の低下
②下腿三頭筋周辺の筋・軟部組織の状態
③ハムストリングスを含めた下肢全体の柔軟性
④股関節の動き・筋機能
にも着目しました。
シンスプリントでは、痛みのある場所だけを見るのではなく、走動作に関係する足関節・膝関節・股関節などを含めて身体全体を評価することが重要です。
シンスプリントとは?
シンスプリントは、走る・ジャンプするなどの繰り返しによって、下腿、とくに脛骨内側部周辺に痛みが生じる状態を指すことが多いです。
陸上競技やバスケットボール、サッカーなど、走る・跳ぶ動作が多い競技でみられます。
特に、
- 練習量が急に増えた
- スピード練習が増えた
- 疲労が蓄積している
- 足関節の可動性が低下している
- 下肢の筋肉に柔軟性の低下がある
- 着地や走動作で下腿への負担が大きくなっている
といった状況では注意が必要です。
ただし、スネの痛みがすべてシンスプリントとは限りません。
痛みの部位や圧痛、腫脹、運動時痛などを確認し、必要に応じて医療機関での検査を受けることも重要です。
競技を続けるために大切なこと
スポーツ選手にとって、「痛みをなくすこと」だけがゴールではありません。
大切なのは、痛みの原因となっている可能性のある要素を確認すること
そして、
競技に復帰した後も再び負担が集中しない身体づくりを行うことです。
今回のような高校生アスリートの場合、練習内容や大会スケジュール、疲労度なども考慮しながら、施術だけでなくセルフケアやトレーニングまで含めてコンディショニングを行うことが重要になります。
陸上競技で脛の痛みにお悩みの方へ
「練習するとスネが痛い」
「痛みを我慢しながら練習している」
「大会が近いので、どうしたらいいかわからない」
このような場合は、まず現在の身体の状態を確認することが大切です。
当院では、痛みのある部分だけではなく、足関節・膝関節・股関節などの動きや筋肉の状態も確認し、一人ひとりの競技特性に合わせた施術・セルフケア・トレーニングをご提案しています。
スポーツを長く続けるためにも、痛みを我慢して練習を続けるのではなく、早めに身体の状態を確認しましょう。
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執筆者:資格/柔道整復師
総院長 山田 弘喜
ひかり整骨院総院長の山田弘喜です。
学生の頃から様々なスポーツを経験し、多くの怪我に悩まされ練習参加や試合出場ができず悩んできました。また、痛みにより日常生活にも支障をきたすことも経験しました。
日々の生活の中で痛みや不調を抱え、苦しんでいる方は多くいると思います。 そんな方を助けたい、少しでも手助けができればと思ってます。



















